COLUMN コラム

ナーシングで働く児発管・サビ管の思い
ナーシングプラス有松校 2021.09.08

「座りながら体を揺らしたり、歩きながらくるくる回ってること、気になるな・・」と感じている保護者様へ。

「座りながら体を揺らしたり、歩きながらくるくる回ってること、気になるな・・」と感じている保護者様へ。

なんだかクルクル回っちゃう子

お子様のこんな行動、心当たりありませんか?

✔︎気づいたらクルクル回ってしまう
✔︎知らない間に身体が揺れてしまう

この行動には「前庭覚」という感覚が関係しています。

「前庭覚」とは、
・自分の身体の傾きを感じる
・スピードや回転を感じる
・覚醒を調整する
といった働きに、大きく関わる感覚です。

この前庭覚がうまく機能しないと、
・姿勢の保持が苦手になる
・ぐるぐる回らないと落ち着けない
・乗り物酔いをしやすくなる

などの課題が生まれることが考えられます。

気づいたらクルクル回っちゃう子や、知らない間に身体が揺れてしまう子は、前庭覚の刺激が欲しく、ついつい回転したり揺れたりしてしまいます。

あなたは、遊園地の”ジェットコースター”はお好きですか?
あのアトラクションも、大きく前庭覚が関わってきます!

前庭覚に過敏さのある人は、強い刺激が入るのであまり得意ではないと言われています。
逆に、前庭覚が低反応の人は、強い刺激が入ってもさほど過敏さを感じず、何度でも乗りたい!となります。
そして、乗り終わったあとは、何だか気持ちが昂ぶり皆テンションが高めになりますよね!
そんな私は、ジェットコースターが大好きです(^^)

この”前庭覚”に療育では、トランポリンや平均台、バランスボールなどを使うのが効果的とされています。
私たちナーシングプラス有松校では、バランスボールを使って平衡感覚や姿勢保持にアプローチをしていきます。
あまりやりすぎると、ジェットコースターに乗ったあとのようにテンションが上がりすぎてしまうので、程よい脳の覚醒を促しつつ支援を行います!!

なんだか感覚のことを知ると、今まで「なんでこの行動するの?」と不思議に思っていたことが、少しづつ理解できてきますね!