ナーシングで働く児発管・サビ管の思い
ナーシング有松校 2020.11.19
いい加減に片付けなさい!と怒りそうになったら、ぜひ試して欲しいこと
保護者の方から面談時に「おもちゃの片づけが何度怒ってもできないんですけど、どうしたらできるようになりますか?」と、質問を受ける事が多々あります。
その際に、おすすめしているのが【バックワードチェイニング】という手法です。
①散らかったおもちゃを箱に入れる。
②箱を棚まで持ってくる。
③箱を棚に置く
という3つの工程を行う場合、
①②は保護者(指導員)が行う。
③箱を棚に置く←これをお子様にやって貰い習慣づけをします。
こうする事で、『できた!』という達成感と、褒められる事で自己肯定感が育まれます。
③ができるようになると、
①は保護者(指導員)が行う。
②箱を棚まで持ってくる←これをお子様にやって貰い習慣づけをします。
③はできるのでお子様がすすんでやります。
これで、いつも『できた!』で終わることができます。
これを①からお子様にやって貰うやり方でやってみた場合、
①をやった後、お子様が②以降をやらなかった場合、お子様は褒められますか?
達成感や自己肯定感を得られますか?
きっと褒められないし、達成感や自己肯定感も育まれにくいと思います。
バックワードチェイニングは、いつもゴールで終わり達成感や自己肯定感が育まれる成功体験を積み増せる方法です。
ぜひ、実践してみてください。